2.建物の速度を抑える自動車のブレーキの役割が減衰である。
ブレーキの故障した自動車は坂道ではどんどん速度を増していく。同様に減衰の無い建物は地震の共振現象により慣性速度がどんどん増していくその時の加速度は速度の乗を変形(片振幅)で割った値である。
例えば、100カイン(cm/s)の速度は10cmの変形で1000ガル(cm/s.s)の加速度である1000ガルは1Gであるから建物の重さがそのまま横力として建物に作用する。
大きさである。その時に建物の速度を抑える自動車のブレーキの役割が減衰である。
しかし、その減衰の多くは建物が壊れることで発生する機能である。建物の損傷の身代わりに減衰機能を果たすのが付加減衰装置と言われる「制震ダンパー」の役割である。 |
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