24.粘弾性体制震工法は自動車の構造のサスぺンションである

木造筋かい粘弾性体制震工法は自動車の構造で例えるとVEM(粘弾性体)用いた足回りの性能であるサスペンションに例えられる。つまり粘弾性体の粘性は振動、衝撃を消散するショックアブソーバーで、弾性は元に復帰させるコイルスプリングに相当する。 健全な建物は地震後も残留変形のないことが理想である。その為には単にダンパーによって振動、衝撃を消散するだけでなく建物の弾性状態に保ち続けながら減衰させる機能は重要である。自動車の乗員の快適さ維持しながら自動車の損傷を防止する、ショックアブソーバーと同様に建物の加速度を上げずに居住空間の財産と人間を護るのが「粘弾性体制震工法」である。




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